自身の思考の偏り、癖に気づくことができた【シナリオプランニング講座感想】

<2021年10月 シナリオプランニング活用講座 基礎編+実践編オンライン受講感想>

講座を受けようと思ったきっかけは、開講の約1週間前、アクティブブックリーディングの別の勉強会で、講師とZoom面識を得、案内を受けたためです。Zoomで新井様とお目に掛かり、人間性に魅了されました。
また講師の著書「実践 シナリオ・プラニング」を拝読し、内容を深めたいと思いました。

講座を受講してみて、自身の思考の偏り、癖に気づくことができました。自身が陥りがちの「選択と集中」は、リスクもあり、思考においても「集中と俯瞰」のジグザグが大切であろうという気が実感できました。
またシナリオプラニングの考え方、スキルをちゃんと身に着けるには、それなりのエネルギー、コスト、時間がいるという認識が出来ました。
さらにファクトを押さえる思考方法が大切であるという認識が出来ました。

対話が重要であり得るので、適用対象者の当スキル・当思考法の仕組みのベースをある程度揃えて進める必要があります。さもなくば、ただのレクリエーションになってしまうリスクもあると感じました。

今後シナリオプランニングを、先ずは自身で肚落ちするまで自らの関連の土壌で実践適用例を作成し、進めていきたいです。
有効性の認識が実感できると、状況によっては組織展開も検討したいと思います。
但し、そうなるまでに、組織としての時間的・経済的ゆとりが出来ることが必要で、業績回復は必須条件であろうと思います。もちろん、ゆとりがなくても組織内人間関係の質が成熟すれば、対応は可能であると思います。

3週間のブラッシュアップ期間を設けて頂けていること、また推察ですが、過去セミナーのご経験から個別検討方式にされたこと、色々ご配慮があり、ありがたかったです。
(K.Y.様)

コラム執筆者:新井 宏征(あらい ひろゆき)

株式会社スタイリッシュ・アイデア 代表取締役

東京外国語大学大学院修後、SAPジャパン、情報通信総合研究所(NTTグループ)を経て、現在はシナリオプランニングやプロダクトマネジメントの考え方を応用し、事業と組織の両面からクライアントの変革を支援するコンサルティング活動に従事。

Saïd Business School Oxford Scenarios Programmeにおいて、世界におけるシナリオプランニング指導の第一人者であるRafael Ramirezや、Shell Internationalでシナリオプランニングを推進してきたKees van der HeijdenやCho-Oon Khongらにシナリオプランニングの指導を受ける。

その内容を理論的な基礎としながら、2013年の創業以来、日本の組織文化や慣習にあわせた実践的なシナリオプランニング活用支援を行っている。

資格として、PMP(Project Management Professional)、英検1級、TOEIC 990点、SAP関連資格などを保有している。

主な著書に『実践 シナリオ・プランニング』、訳書に『プロダクトマネジャーの教科書』、『成功するイノベーションは何が違うのか?』、『90日変革モデル』、『世界のエグゼクティブが学ぶ 誰もがリーダーになれる特別授業』(すべて翔泳社)などがある。