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案内役としての使命【Stylish Ideaメールマガジン vol.079】

※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

案内役としての使命

昨年、ご縁をいただいたお客さまの中に若手のR&D担当者向けプログラムがあります。

私がお伺いしたのは4回で、その間のインターバルの期間も使ってシナリオプランニングを使いながら研究開発テーマを考えていくという内容。

その最終日、いよいよ最後のまとめの時間というタイミングで、次のような主旨のコメントをしました。

「シナリオプランニングをここまでやってきてこれは使えると思った人もいれば、なんでこんな面倒なことをやるんだ、と思った人もいるかもしれない。

私としては面白いと思ってくれて、それを実際に使ってくれたらうれしい。

でも、無理にそう思わなくても構わない。中身を忘れてしまっても構わない。

ただ、なんか忘れちゃったけど、不確実な未来を考えながら意思決定をすることが大切だという話しがあったよなということくらいは覚えておいてもらいたいと思います。」

こういうことを伝えたのは、学びにはタイミングがあるからです。

どんなに良い内容であったとしても受け容れる状態になっていない人には本当の意味では伝わりません。

自分自身を振り返っても、新人の頃、反発ばかりしていた先輩の話しが今になってよく理解できたり。

若者の悩みを聞き、コメントをするその口調や態度までもが、その昔の恩師の口調や態度の丸写しだと気がついたり。

そんな経験から、このところ考えていたことをクライアントに対して伝えてみました。

昨年末の年の瀬も押しせまった頃に久々に会った人にハリール・ジブラーンの詩を教えてもらいました。

・『預言者』より:教えることについて

もしも彼(教師)が正真正銘の賢者であれば彼はあなたを彼の「英知の館」に招き入れるよりもあなた自身の中にある「英知の館」へ、すなわちあなたの心の入り口へと案内するだろう

技術が進化するスピードが加速し、政治や経済、社会の変化も、ますます先が読みにくくなっています。

そのような時代の中にあっては、ジブラーンの詩で語られているように、自分が知っていることを伝えるだけの人はもはや完全に時代遅れです。

その人自身が抱いている気づきを活かし、自分自身で考え、歩んでいけるような案内をすることが必要なことなのだと思います。

2016年、私自身も大いに学びながら、皆さまの「案内役」としての使命を全うできるよう日々歩んでいきたいと思っています。

本年もどうぞよろしくお願いします。

◆参考セミナー◆
→案内役として引き続きシナリオプランニングには力を入れていきます
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「史記 全11巻セット」

冒頭でも紹介した横山光輝氏による長編です。

・『史記 全11巻セット』

横山光輝氏のマンガは読み進めるうちにどれもが同じ顔に見えてきてしまうのが悩ましいところです(笑)

それにしてもこの史記だけではなく、三国志、水滸伝、項羽と劉邦といった中国史、織田信長や徳川家康といった日本史、さらに鉄人28号や魔法使いサリーまで、彼は本当に多作・多彩な漫画家ですね。

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