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ファシリテーターとしての経営企画部【Stylish Ideaメールマガジン vol.120】

※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

ファシリテーターとしての経営企画部

先日ご紹介したこの↓セミナーのために、

・シナリオプランニングを活用した経営計画策定・活用講座(11/17)〔東京〕
https://www.stylishidea.co.jp/seminar/scenario-business-planning-161117/

最近はいろいろな企業の中期経営計画や経営計画に関する議論に目を通しています。

その中で日本総研さんが公開されていた、こちらの調査結果を興味深く読んでいました。

・経営企画部門の実態|日本総研

経営計画は経営企画部が主幹となって作成しているという企業が多いかと思います。

しかし、経営企画部の役割はそれだけではありません。

リンク先に載っている図表1では、増益傾向の企業と減益傾向の企業を比較して経営企画部の違いを明らかにしています。

この中で特に目を引いたのは減益傾向にある企業が時間をかけているのが「情報収集」という点。

そして、そうやって取得した情報の活用という設問の回答を見ると、

・蓄積している
・他部署にうまく共有できていない
・目的に沿った情報収集が出来ていない

という状況が載っていました。

このような内容を見て、

【これからの経営企画部はファシリテーターに】

なることが求められているのだという考えが強まってきました。

もちろん、こういうことを書くと、

「お前は会社の中の事情をわかってないからそんな呑気なことが言えるのだ!」

というお叱りが飛んできそうです。

しかし、あえて言えば、そういう状況だからこそ経営企画部はファシリテーター役を担う必要があるのだと思います。

例えば情報収集という点で言えば、決して経営企画部だけが情報収集をすれば良いわけではありません。

もちろん、その立場の人だからこそ集めやすい情報もあるでしょう。

しかし、例えば顧客やサプライヤーなど、ステークホルダーによっては、それぞれの担当の部門や部署が持っている情報を共有した方が情報収集の効率も、情報の鮮度も高いはずです。

そして、その情報を蓄積しているくらいなら、あるいは増益傾向の企業のように経営企画部が単独で分析するくらいなら、関連する人たちを集めて、その情報を使ったワークショップを開催する方が、自分たちだけで分析するよりも新たな気づきを得られる可能性が高まるはずです。

こんな極端な(と思う人が多いようなこと)をいきなり言っているのかというと、役割に縛られるがあまり、本来の目的とはまったく
異なるようなことの正当化がされてしまうことを危惧しているからです。

元々は、組織が定めた大きな目的に効率良く到達するために作られた役割だったはずです。

それがいつの間にか、自分たちの役割を狭く定義してしまい、その役割をこなすことが目的にすり替わってしまう場面がよくあります。

組織を変革するという際、大上段に構えた非日常的なワークショップを開催しなくても、組織で日々行われている業務の進め方を再考するだけで、その組織が抱えている課題を浮かび上がらせることができるのです。

◆参考セミナー◆
⇒ 組織を変革し、良くするための経営計画を考えていきます。

公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「経営戦略を問いなおす」

ちょうど読み始めたばかりな本はこちら。

・『経営戦略を問いなおす』

本書の冒頭でも指摘されているように「戦略」という言葉ほど、その実態が見えにくい言葉はないかもしれません。

組織の中を見渡すと、いろいろな「戦略」があるものの、

「じゃあ、戦略って何?」

と聞かれると、これほど答えにくい問いもありません。

自分でも改めて頭の整理のためにきちんと読んでみたいと思っている本です。

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