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シナリオ分析で盛り込むべき観点とは【Stylish Ideaメールマガジン vol.131】

※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

シナリオ分析で盛り込むべき観点とは

1月の最終週の週末は、昨年から半年かけてお客さまと一緒に準備を進めてきたシナリオプランニングの合宿を実施してきました。

さすがに直前の1週間は特にバタバタしましたが、その甲斐あって、合宿は無事に終了しました。

ただし、実際の事業などに使っていくためにはシナリオを作って終わりではなく、ここからが一番大切なところです。

普段のセミナーで、

「シナリオはアウトプットではなく、施策などにつなげていくためのアウトプット」

と何度も何度もお伝えしているように、シナリオは作ってからが肝心です。

作ったシナリオをブラッシュアップしていくにはまずは「シナリオ分析」と呼んでいる取り組みが必要です。

この部分でやるのは、完成したシナリオをより細かい観点から詳細化していく作業です。

この時に意識しなければいけないのは、【同じ要素で各シナリオの分析をすること】です。

具体的にどういうことでしょうか?

例えば、あるシナリオについて、自動運転が発展している可能性について取り上げているのに、別のシナリオでは車や移動に関する観点がまったく考慮されていないという場合があります。

このような違いが出てしまうと、同じ観点(この場合では「移動」という観点)から各シナリオの違いを比較することができないという状況に陥ってしまいます。

そうなると、いざシナリオを比較する際に感覚的な比較しかできなくなってしまいます。

もちろん、どういう観点で比較するべきなのかは設定するテーマによって変わってきますので、
適切な観点を設定するためには、シナリオプランニングを実施する目的にまで遡ることが必要になってきます。

シナリオプランニングの実施方法を学ぶ際にプロセスを意識することは必要なことです。

しかし、プロセス内の各項目だけを意識して全体の流れを貫く大きな目的や背景などを忘れてしまうと、シナリオ分析の観点としてその場しのぎのものを当てはめてしまうことになってしまうこともあります。

そうならないためにも、シナリオプランニングを学び、実践する際には、各プロセスのやり方を学びながらも、全体観を持ち続けることが重要です。

◆参考セミナー◆
⇒ 部分と全体の橋渡しを意識しながら進めていく講座です。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「技術予測」

弊社ではシナリオプランニングをメインとして将来に向けた技術ロードマップの策定などのご支援も行っています。

ただ、実際にはシナリオプランニングだけを使うのではなく、いろいろな手法を念頭に置き、それぞれの状況で最適なものを選んでいきます。

そのような判断をできるようになるために参考になるのが今日取り上げるこの本。

・『技術予測』

まえがきでも書かれているとおり、それぞれの手法を詳しく知りたいと考えている人には物足りない本かもしれませんが、技術予測に関連する手法を俯瞰したい人には最適な一冊です。

これを読めば、技術予測という言葉の英訳が

Technology Forecast

よりも

Technology Foresight

の方が最適である理由もよくわかります。

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