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想定外を想定内にするシナリオプランニング【Stylish Ideaメールマガジン vol.148】

※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

想定外を想定内にするシナリオプランニング

シナリオプランニングの各ステップの中でも外部環境要因を出す部分は、とても重要です。

この部分で、いかに普段自分たちが考えている要因とは毛色の違うものを出せるのかが、その後のプロセスの議論の深まりに影響します。

この部分で、なるべく普段とは違った視点で考えられるようにするために、さまざまなフレームワークを活用しますが、そのうちのひとつがマイケル・ポーターの5 Forcesです。

5Forcesの要素の中でも、シナリオプランニングで特に着目してもらいたいのが、

・新規参入業者
・代替品

の2つです。

この視点がないと、将来、次のような出来事に遭遇する可能性があります。

・工場で安定した品質を維持できる人材が強みだったが、自動化技術で無効化されてしまった

・高機能を売りにしたカメラを開発していたがスマホになりアプリで対応されてしまった

・地域一番戦略でシェアを拡大しつつある時にECサイト等のオンライン勢にシェアを奪われた

ここで紹介したような「競争のルール」の変化は「想定外」と言われることが少なくありません。

しかし、正確に言えば、短期で見れば確かに想定外の変化かもしれませんが、さかのぼって中長期で見ていれば、少なくとも変化の予兆はなんらかの形であったはずです。

シナリオプランニングは10年後といった比較的長期の単位で環境変化を見ていく手法ですが、だからといって短期の分析を軽視はしていません。

短期の変化は短期の変化で分析をしながら、中長期の変化を読み取り、「想定外を想定内に」するための手法がシナリオプランニングです。

しかも、この手法を組織で活用することにより、短期と中長期の視点を持ちながら、環境変化を機会に変えていく組織に変わることができます。

◆参考セミナー◆
⇒ シナリオプランニングと組織学習の関係についても紹介します。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「POWERS OF TWO 二人で一人の天才」

今回の神戸への移動中に読んでいたのがこの本。

・『POWERS OF TWO 二人で一人の天才』

ビートルズのジョンとポール。アップルのジョブズとウォズニアック。ゴッホとその弟の通称テオ。

歴史的に見ると、世の中は孤高の天才が変えているのではなく、二人で一人の天才が世の中を変えていることに目をつけたのがこの本。

たしかに日本でも

ソニーの盛田昭夫と井深大
ホンダの本田宗一郎と藤沢武夫

といった「二人で一人の天才」の事例には事欠かないので、この視点は面白いですね。

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