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シナリオプランニングではできないこと【Stylish Ideaメールマガジン vol.123】

※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

シナリオプランニングではできないこと

北木島から帰ってきて1日おいて、水曜日にはシナリオプランニングのワークショップをお客さま先で。今回は一般の企業のお客さまです。

事前課題もかなりしっかり取り組んできていただき、通常よりは限られた時間ながら、とても深いシナリオプランニングワークショップになりました。

ワークショップ後、そのまま懇親会に移動してもシナリオプランニングのこと、会社の将来のことなど、話しは尽きません。

その中でもらったとても面白い質問がありました。それは、

「シナリオプランニングで できないことは何ですか?」

というもの。

世の中には万能なものはありません。

「○○(皆さんの専門)で できないことは何ですか?」

という問いの答えを考えることは、専門を深めるためにも良い質問だなと思いました。

話しを戻すと、その場での私の答えは

「それは未来に向けて一歩踏み出す【勇気】とか【覚悟】です」

でした。

酒が入っている勢いで、青臭いことを言っていると取られかねないなとも思いましたが、実際にはこの答えにとても納得していただけました。

シナリオプランニングは、未来のことを多面的に見るための手法のひとつです。

極端な話し、やろうと思えば、想いや切実さがなかったとしても、プロセスを進めていけば、それなりの「シナリオ」ができあがります。

しかし、このメールマガジンでも何度もお伝えしているとおり、

【できあがったシナリオはアウトプットではなく、インプットである】

わけです。

そのシナリオを元に、

・自分たちはどうするのか?
・何を、誰に届けていくのか?
・そのために自分たちはどう変わっていくのか?

を考えることが、シナリオを作ることに比べて何百倍も重要です。

ただし、いくら精緻にシナリオを作ったとしても未来のことなので、確実なものはありません。

不確実だからといって、「これまでと一緒」を繰り返すのか。

あるいは不確実だからこそ、「これまでとは違う」一歩を踏み出すのか。

その違いを生み出すのは、かかわった人の勇気であり、覚悟ではないかと思うのです。

そして、そればかりは、シナリオプランニングのプロセスを経たからといって、誰もが自動的に身につけられるものではない。

そのため、シナリオプランニングを本当に活用しようと思えば、シナリオを作った先をどう見据えているのかがとても重要なのです。

◆参考セミナー◆
⇒ 2016年の終わりにシナリオプランニングも活用しながら、未来への勇気と覚悟を考える講座です。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「計画力」を強くする」

未来のことを考え、実行するためには良い計画が欠かせません。

そこで改めて読み直しているのがこちら。

・『「計画力」を強くする―あなたの計画はなぜ挫折するか』

著者の加藤氏はPERTをわかりやすく解説した『計画の科学』という1965年に出たロングセラーの著者でもあります。

・『計画の科学』

『「計画力」を強くする』は読みやすいエッセイのような感じになっています。

そのため『計画の科学』と比べて、読んですぐに役立つ!という感じではないかもしれませんが、計画にかかわったことがある人であれば、ハッとするような内容が詰まっている一冊です。

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