シナリオ・プランニングのワークショップで起きていること【Stylish Ideaメールマガジン vol.181】

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シナリオプランニングでは10年後といった長期の未来の可能性を描きます。

その目的は、今の延長線上にはない未来の可能性を考えることで、想定外の未来にも対応できる対応策を考えること。

そういうことに取り組む手法だというと、シナリオプランニングのワークショップは「ぶっ飛んだ」未来の可能性を描き続ける、妄想の世界に浸る場だと思うかもしれません。

しかし、作成したシナリオをインプットとして経営計画や新規事業を作るということを考えると、そのシナリオが荒唐無稽のものではいけません。

つまり「今の延長線上にはない」とはいっても、なんでも良いわけではないのです。

「今の延長線上にはない」ことを無闇に妄想するのではなく、まずは、

【自分たちは、どういうことを『今の延長線上』だと考えているのか?】

と問いかけ、自分たちの思い込みを自覚します。

その上で、ある事象の未来の可能性として、自分たちの「延長線上」にはない可能性、つまり、自分たちが普段なら想定していなかった未来の可能性について考えていくのです。

普段なら想定していなかったことを考えるためには、まず、普段から想定していることを自分たちで自覚しなくてはいけません。

シナリオプランニングで発想を広げるというのは、自分が認識している世界を自覚して、その世界から一歩踏み出してみること。

そういう営みを、ワークショップに参加している一人一人が行い、それをチームとして対話をしながら共有し、共に「延長線上にはない」世界に踏み出していく。

そんなプロセスが、本当のシナリオプランニングのワークショップで起きていることなのです。

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『実践 シナリオ・プランニング』

『実践 シナリオ・プランニング』表紙
「シナリオ・プランニング」とは、組織や個人が未来を見据え、不確実性をチャンス・機会に変えていくための思考法。

シナリオ・プランニングを活用し、自分たちの「シナリオ」を作成することで、過度に悲観的な予測に立って不安に飲み込まれることも、将来の可能性を過度に楽観視することもなく、「健全な危機感」をもって未来を捉え、将来に対する備えをしていくことができるようになります。

本書ではシナリオ・プランニングの理論的な理解はもちろんのこと、シナリオ・プランニングの「実践」をあらゆる組織で無理なく進めていくための方法論、さらには、シナリオ・プランニングの「実践」をもとに、人と組織の成長を促すヒントを解き明かします。