今年はこうなる!という記事を読む際に意識する2つの点(未来創造日誌 230102)

新年2日目。

いつもよりはゆっくりしつつも、ためてしまっていた新聞や雑誌の切り抜き(というよりもビリッと破いただけなので「切り破り」みたいな感じ)をちまちまと整理しつつ、雑誌の新年特集号をぱらぱらと見たりしている。

年末年始の雑誌や新聞は、今年だと「2023年はこうなる!」というような題目で、各分野の有識者の2023年予想のような話がたくさん出ている。

この手の記事をシナリオプランニングに活かすためには、少なくとも次の2つを意識して読むのがいい。

  • 自分と違う意見にこそ耳をかたむける
  • 示されている以外の可能性も考える

ひとつめの「自分と違う意見に目を向ける」は、特に自分が信念を持っている分野だとやりにくいと思うことがあるかもしれない。例えば、今後、カーボンニュートラルに取り組むことはとても大事だと信じている人にとって、「カーボンニュートラルの盛り上がりは一過性のもの」というようなことを言っている識者の意見に耳をかたむけるなんて、心中穏やかではないだろう。

しかし、そうだからこそ耳を傾けることが大切だ。何かの分野や出来事に対して、自分なりの信念を持って取り組むことは大切ではあるものの、だからといって世の中が、その信念と同じ方向に動いていくとは限らない。だから、自分の信念は信念として持ちつつ、客観的な可能性として、信念にそぐわないような成り行きもあり得ることを意識的に取り込む。

そうすることで信念が世の中を見る眼を曇らせてしまう可能性を防ぎやすくなる。

もうひとつの「示されている以外の可能性も考える」は、言い換えれば、有識者の見解を鵜呑みにしないということ。新聞や雑誌にのるような有識者だからといって、将来の可能性を完璧に予想することはできない。だから、示されている以外の可能性を自分で考えてみたり、自分で考えるほどの知識がない場合は、同じテーマについて言及している他の有識者の意見を探してみるのも良い。

これは、シナリオプランニングでいうと、複数シナリオの軸を考えるためのトレーニングにもなる。