これからのオフィスはどうなるのか?【未来創造日誌 200923】

最近は、こういう時期だからというのもあって、「これからの働き方」や「これからのオフィス」をテーマにシナリオプランニングに取り組む機会が増えている。

ここしばらくは、そのためのレポート作成で、改めて集中的にいろんな情報を調べていた。

今日はそういう中から、働き方やオフィスを考えるシナリオプランニングをやるときに考えてみたい情報を3つ紹介する。

ReTech(不動産テック)の活用

プロジェクトを進めていく中、8月末にZohoがオフィスでの業務を安全に再開するためのソリューションである Zoho BackToWork を発表した。

記事を読むとわかるように、オフィスを再開する際、安全な職場環境を実現するために必要な機能を6つのアプリケーションとして提供している。

不動産テック協会が定期的に更新している「不動産テック カオスマップ」もどんどん数が増え、2020年6月に公開された最新版では352サービスが掲載されているけれど、今後、ウィズコロナ・アフターコロナと呼ばれる時代にオフィスを運営するには、物理的な設計だけに注意を払うのではなく、こういったサービスを活用していくことが必須になってくるんだろう。

それは管理する側にとっても利便性を向上させることになるし、オフィスを利用する側にとって「安心・安全を視覚化する」ことにもなるだろう。

複数拠点の組み合わせ

今後、これまでのようにオフィスに通勤することがだんだんと解禁されていく中で、「どちらかというと在宅勤務が良いけど、もう少し集中できる環境が…」とか、「今となってはオフィスまでの通勤がシンドイ…」みたいな意見も出てくるだろう。

そうなった時に、在宅とオフィスの二者択一ではない選択肢を考えることも必要になってくるだろう。

そういうことを考えるためのひとつの案を示してくれているのが、このレポート。

特にレポート中の図表5として示されている「各ワークプレイスの特性の整理」という図がいろいろと考えるきっかけになる。詳しくは実際に図を見てもらえればと思うが、普段拠点としているオフィスから(東京から見ると)地方にあるホテルやコテージまでの8種類のワークプレイスを取り上げて、レポートで紹介している各項目を使って星取表のようなものをつくっている。

こういう考え方を企業だけではなく自治体と一緒に実現しようとしている試みのひとつが、LIFULLが発表したLivingAnywhere WORK。

「リモートにできない」を解決するかもしれないテレイグジスタンス

こういう話をしていると「テレワークに適さない職種」というのが必ず出てくるけど、そういう思い込みを広げてくれるのが、例えばこのPwCのレポートでも出てくる「テレイグジスタンス」と総称されている技術。

このレポートによると「テレイグジスタンス」とは、こんなもの。

テレイグジスタンスとは、「人間が自分自身が現存する場所とは異なった場所に実質的に存在し、その場所で自在に行動する人間の存在拡張の概念、およびそれを可能とするための技術体系」を指し、制御、センシング、仮想現実(VR)、ハプティクス、通信、ヒューマンインターフェスなど、さまざまな要素技術から構成されています。

こうやって見ていくと、働き方やオフィスのこれからの可能性はいろいろなものがある。

そして、こういう新しい考えを受け容れたり、あるいはここからさらに新しい構想を考えていくときのハードルは、結局、人や組織の側にあるのかもしれない。

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