“面白い”シナリオは必要なのか?【Stylish Ideaメールマガジン vol.222】

メールマガジンバックナンバーシリーズ

イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください

プロジェクトなどでシナリオを作成するために、いろいろな軸の組み合わせを試しているとき、

「この組み合わせは “面白い” / “面白くない” なぁ」

という声が参加者から出てくることがあります。

こういう声が出てきたとき、参加者として、あるいはファシリテーターとしては、そこで出てきている「面白い」という言葉の意味を正確に理解するための確認をする必要があります。

そういう場面で出てくる「面白い」という言葉は、

  • 斬新だ

という意味合いで使われることが多いです。

未来のことを考えるので、たしかに斬新さは大事な要素のように思えます。

しかし、だからといってSFやアニメで出てくるような世界観が描かれているシナリオが良いというわけではありません。

私がOxfordでシナリオプランニングを学んだ際に言われたことが、

「クライアントが “絶対に起きない” と考えていることに目を向けろ」

というものでした。

シナリオプランニングは、長期的な視点で自社を取り巻く環境要因の不確実な変化の可能性を考え、それに対する備えを検討する手法です。

そのように考えると、シナリオプランニングに取り組む際に考えるべき

「面白い」

は、奇抜であるとか、斬新であるというような世界観自体の面白さではありません。

そうではなく、これまでに考えもしなかった、しかし、言われてみれば考えなくてはいけない要素が含まれている世界観こそがシナリオプランニングで考えるべき面白さです。

そのように考えると、弊社の公開セミナーでもよく強調しているように、シナリオプランニングをやる前に現状分析を行うことの重要性も理解できるのではないでしょうか。

シナリオプランニング活用講座 基礎編+実践編 (11/5〜26)
【受付終了】シナリオプランニング活用講座 基礎編+実践編 (10/10〜24)
【終了】VUCA labo #006 篠原稔和さん「不確実な時代のデザインの役割」(9/30開催)
【終了】企業でSDGsを活かすためのシナリオプランニング実践法(9/23, 25開催)
【終了】未来創造ダイアローグ入門講座 (9/18 & 28開催)
【終了】Afterコロナ / Withコロナの時代における『これからの未来の捉え方』(9/15開催)

Stylish Ideaメールマガジン

シナリオプランニングを中心に、不確実性を機会に変えるための手法や考え方を組織で活用し、「結果としてイノベーションが起きる」組織に変わるためのヒントを盛り込んだStylish Ideaコラムを毎週お届けしています。

最新のセミナー開催情報等もこちらでご紹介していますので、ぜひご購読をお願いします。