シナリオプランニングで生まれる「重要性」の新たな意味【Stylish Ideaメールマガジン vol.192】

11.12


※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

シナリオプランニングで生まれる「重要性」の新たな意味

先日、仕事の合間の息抜きにこんな動画をYouTubeで見ていました。
・星の大きさを比較 2

地球も含めて星の大きさを比較する画像や動画はよく目にするもので、今回も同じような内容の動画だと思って見ていましたが、この動画の最後に印象的な言葉が出てきました。

Importance always means one thing in relation to another.

There is no such thing as importance alone.

(試訳:重要性というのは、常に他のものとの関係で決まる。重要性というものが独立してあるわけではない)

この動画にあるように、他の星と比較すると、私たちがなじんでいる月や地球がとても小さなものであることがわかります。

このように何かと比較をすることで見えていなかったことが見えてくることがあります

そう言われてみると、私たちが日々使っている「重要性」という言葉の危うさに気がつきます。

さまざまなステークホルダーが集まる場では、それぞれの立場で「重要性」を主張して、意見が平行線をたどることがよくあります。

そのような場面を冷静に分析してみると、往々にして「重要である」前提が共有されていないことがよくあります

ですので、会議などの場面で「重要性」の意見がかみ合わない場合は、一度、それぞれの主張の前提に立ち戻ってみると良いかもしれません。

そして、その前提に立ち戻る時、今のような変化のスピードが速い時代においては、「未来」の視点も含めてみると良いでしょう。

今だけで考えると、ある意見とある意見の重要性は対立するものかもしれませんが、例えば「10年後の未来」ではどうでしょうか?

今だけで考えると、ある意見の重要性は取るに足らないものかもしれませんが、例えば「10年後の未来」ではどうでしょうか?

シナリオプランニングのワークショップの場で起きるのは、このように「今だけ」という前提を取り外すことで生まれる対話です。

今だけを考えるのではなく、例えば10年後の未来を前提にして考えてみることで、これまで何気なく使っていた「重要性」という言葉に新しい意味が生まれてくるかもしれません。

◆参考セミナー◆
⇒ シナリオプランニングから生まれる考え方の変化などについて考えます。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「獄中記」

仕事の内容とは全然関係ありませんが、なんとなく折に触れて読み返しているのが佐藤優氏の『獄中記』です。

・『獄中記』

今や毎月何かしらの本を出している佐藤優氏。

氏の本はいろいろ読んでいますが、この『獄中記』は2006年に出たハードカバー、その後出た岩波文庫版、そしてKindle版とすべての版を買っていて、目を通しています。

獄中記というほどなので、獄中でノートにメモをした内容が載っているのですが、なぜかそれを読むことで、真摯に学ぶ姿勢や継続することの重要性(!)を考えさせられます。

この本こそ、他の人にとってはほとんど「重要性」がない本かもしれませんが、機会があれば、ぜひ目を通してみてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

メールマガジン購読

未来を見据え、未来を創るためのビジネスの見方を学べるコラム「アイデアノート」や最新のセミナー情報などをお届けする「スタイリッシュ・アイデア ニューズレター」にご登録ください。
ページ上部へ戻る