シナリオプランニングで良いシナリオを判断する基準とは?【Stylish Ideaメールマガジン vol.185】

09.19


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シナリオプランニングで良いシナリオを判断する基準とは?

弊社が主催する公開セミナーの参加者の方は、シナリオプランニングについて本格的に学ぶのは初めてという人がほとんどです。

そのため、これまで慣れ親しんでいるツールや思考法と違う考え方に戸惑うことが多いようです。

中でも「良いシナリオを判断する基準」についてお伝えすると、多くの方が「えっ?!」という反応になります。

その基準とは、

「これまで考えたこともなかった世界が多く描かれているシナリオが良いシナリオ」

というものです。

この判断基準を聞いて、
「いや、それは 考えたことがある世界 の間違いじゃないですか?」
と思う人も多いようです。

シナリオプランニングについて解説したある英語の文章では、

【シナリオプランニングとはdiscontinuousな変化に備えるための手法】

と説明されています。

discontinuous を直訳すると「不連続」とか「断絶」という訳になります。

シナリオプランニングの考え方を踏まえて意訳をすると、discontinuous というのは「想定外」と訳することができるかもしれません。

つまり、discontinuousとは、これまでの経験や常識を踏まえて、連続的に考えても出てこない「想定外」のことであり、それを考えるのがシナリオプランニングという手法だと言うのです。

そう考えると、シナリオプランニングで作成したシナリオを見たときに、
「あー、これ、考えたことがあるな」
と思ってしまうのは、discontinuousな変化とは言えません。

そうではなく、これまでには考えたことがない「想定外」の世界が現れているシナリオこそが、わざわざシナリオプランニングをやった上で考えるべきものなのです。

そうして「想定外」が含まれた世界を描き、その世界についての詳細や対応策を考えることで、「想定外」のことを「想定内」にする

この「想定外を想定内に」していくプロセスこそが不確実な今の時代に必要なプロセスなのです。

◆参考セミナー◆
⇒ 不確実な時代に必要なプロセスを1日で学びます。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「現実はいつも対話から生まれる」

「社会構成主義」の入門書が翻訳されました。

・『現実はいつも対話から生まれる』

社会構成主義について学ぶ本と言えば、・『あなたへの社会構成主義』が有名です。

しかし、この本、なかなかのボリュームな上、この手の思考法に慣れていない状態で読むと、かなり骨が折れる本です。

そんなわけでシナリオプランニングなどをやる上で必要な本でありながら、なかなか誰にでもお薦めできるわけではないなと思っていたところに、出たのが今回の本。

まだ本格的には読み始められていませんが、パラパラと見る限り、なかなか面白そう。

以前に、同じような形で出たガーゲンの翻訳書がちょっと残念な感じだっただけに今回の本はどうかなと思っていますが、移動中に楽しみに読んでみたいと思います。

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