シナリオプランニングのレディネスを高める【Stylish Ideaメールマガジン vol.168】

04.16


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シナリオプランニングのレディネスを高める

レディネス、という言葉があります。

用意や準備ができているという意味を表すready(レディ)という形容詞の名詞形の単語。

このレディネスという言葉は、教育分野などでよく使われています。

レディネスとは、ある行動の習得に必要な条件が
用意されている状態をいう。
(中略)
あることがらの習得に、学習者の身心の条件が
準備されているとき、すなわち一定のレディネスが
成立していれば、学習者は、その学習に興味を持ち、
進んでこれを習得しようとし、学習の効果を
あげることができるが、レディネスがなければ、
彼はその学習に興味がなく、学習の効果を
あげることはできない。
出所

このレディネスの考え方の重要性は教育の分野に限ったことではありません。

弊社では企業でのシナリオプランニングのプロジェクトを多数手がけていますが、そこでもレディネスの重要性を痛感しています。

シナリオプランニングのワークショップを企業でやる場合、全員が同じレディネスがあるわけではありません。

ワークショップの参加者全員が、未来のことを考える必要性を感じていて、行動に移すための準備ができているということはまずありません。

もちろん、企業によって温度差はありますが、場合によっては、参加者のほとんどの人が

「そもそも今日は何のために集められたのかよくわかっていない」

という状態のこともあります。

そのような状態では、いくら未来を考えることの重要性やシナリオプランニングの必要性を伝えても参加者の耳には入っていきません

「戦略の失敗は戦術では取り戻せない」というように、そういう状態でどんな手法やツール(戦術)を使おうとも良い形でワークショップが終わることは望めません。

コンサルタントはもちろん、社内でシナリオプランニングを使った取り組みを進めたいと思っている人は、「今すぐにでも取りかかりたい」というはやる気持ちを抑えて、立ち止まってみましょう

そして、自分以外の人たちの立場になってみて、どういう状態になれば、この取り組みに乗っかりたいと思えるのかを考えてみる。

そうやって自分の先入観や思い込みを脇に置き、別の立場になって考えてみることからレディネスを高める取り組みが始まります

◆参考セミナー◆
⇒ シナリオプランニングを成功させるためのシナリオプランニング以外の点にも時間を割きます。
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