シナリオプランニングとアイデアソン【Stylish Ideaメールマガジン vol.166】

03.28


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シナリオプランニングとアイデアソン

株式会社スタイリッシュ・アイデアでは、事業開発や組織開発の取り組みにつなげることを前提としたシナリオプランニングの取り組みを多く手がけていきます。

「事業開発や組織開発の取り組みにつなげる」と言うと、なんだか大層な取り組みのように聞こえてしまうかもしれませんが、今回は少し毛色の違う事例をご紹介しましょう。

それは、コラムのタイトルにも書いている「アイデアソン」につなげていく取り組みです。

アイデアソンは アイデアとマラソンを
組み合わせた造語である。 新しいアイデアを
生み出すために行われるイベントである。
主にIT分野で使われている。 1990年頃
アメリカで使われ始めたと言われている[1]。
ハッカソンと違い、物を作るではなく、
アイデアを生むことに重きを置いたイベントである。
出所はこちら

このように新しいアイデアをどんどん出すアイデアソンという取り組み

その取り組みやすさが評価される一方で、出てきたアイデアが「ウケ狙い」のものが多く、その後の組織の取り組みでは使えないという批判を聞くこともあります。

あまりに組織との文脈が合わないアイデア(この線引きも難しいですが)が出るのを防ぎ、しかも未来指向型のアイデアを考えやすい設定がシナリオプランニングとの組み合わせです。

シナリオプランニングでは、複数の未来を含む未来シナリオを完成させた後、「レジリエンスチェック」と呼ぶステップに取り組みます。

詳しい説明は割愛しますが、このステップでは完成した複数シナリオそれぞれが「現実のものになったと仮定した」場合に考えられる

・機会
・脅威
・機会/脅威への対応策

を考えていきます。

通常は、この「機会/脅威への対応策」をたくさん出すことはありませんが、この部分をアイデアソンとして実施するのです。

この設定では、自社にとって重要な不確実性を踏まえた未来シナリオを元にアイデアを考えることになります。

したがって、出てくるアイデアの多くが、現在の延長線上にあるようなアイデアではなく、だからといって脈絡のないアイデアでもない。シナリオ的に「現実的な」アイデアが出るのです。

実際にシナリオ作成のワークショップをやると、普段は考えないような観点から考えることが続き、どうしてもこのレジリエンスチェックのステップにくると、頭も相当疲れています。

そこで少し視点を変えて、アイデアソンの考え方を取り入れてアイデア出しをすることで、良い形でシナリオ作成プロセスを終えられるという副次的なメリットもあります。

時間をかけて、頭を使い切って未来の世界をひたすら考える。

その末にアイデアソンで、自由にアイデアを発散させる。

そんなメリハリのあるワークショップをできるのもシナリオプランニングの面白さです。

◆参考セミナー◆
⇒ レジリエンスチェックについて手を動かしながら解説します。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「『T式 ブレインライティング』の教科書」

正確には「読んでいる本」ではなくて、届いたばかりで「これから読む本」なのですが…。

・『『T式 ブレインライティング』の教科書 集団の知恵を引き出し、企業・地域の未来をつくる』

今日のコラムでもシナリオプランニングとアイデアソンの組み合わせを紹介しましたが、この本もそんな感じでシナリオプランニングと組み合わせられないだろうかと思って買った一冊。
これから読むのが楽しみです。

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