未来を創る学び方【Stylish Ideaメールマガジン vol.159】

01.02


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未来を創る学び方

2017年最後のコラムらしく、特定のツール等に依らず、これからの時代の個人と組織に欠かせない「学び」について。

2017年も弊社の公開セミナーはもちろん、個別にお声がけいただいた研修やプロジェクトでたくさんの方の学びの機会にご一緒しました。

私自身はといえば、あえてオープンなセミナーに参加することは控え、個別にコンサルティングやコーチングを受けたり、お話しを伺いたい人と直接会う機会を意識的に増やしました。

教える、教わるの両方の立場を経験して思うのは、学びそのものだけでなく、その基礎にある学び方自体に目を向けることも同様に大切だということ。

特にシナリオプランニングなど、これまでのやり方とはまったく別の頭の使い方を求められる学びに際しては、学び方や学ぶ際の態度にまで目を向けないと、逆効果になることがあります。

では、この場合の「学び方や学ぶ際の態度」とはどういうことなのか。

それは、安易に答えや気づきを求めないことです。

せっかく時間をかけて勉強したり、学ぶ機会に参加をすると、そこから何かを得たいと思うのは人として当然のこと。

しかし、私たちがこれまで慣れ親しんだものとは異なる手法や考え方を学ぶ際に遭遇するのは、具体的な答えや気づきではなく、既知の世界とのギャップや、そのギャップに伴う驚きです。

私自身もOxfordでシナリオプランニングを学んだときに感じたのは「なんだ、これ…」という驚きと戸惑いでした。

この驚きや戸惑いをすぐに解消したいという気持ちがある一方、それに向き合い続けることで、慣れ親しんできた考え方等との根本的な違いなどを深く考えるきっかけになりました。

自分の知らない世界に向き合うことで驚き、拒否したくなる気持ちになるのは自然なことです。

またせっかく学んだのに、明確な気づきがないと不安になり、こじつけのような気づきを「でっち上げ」てしまう気持ちもわかります。

しかし、すぐに理解できなくてもいいのです。
学んだそばから、使えなくてもいいのです。

「わからない」という状態を理解することだって、とても大きな学びなのです。

なぜなら、私たちは10年先どころか、1年後もわからない世界で生きているのです。

その中で生きていき、事業を行い、個人としてのキャリアを積み重ねていくためには、「わからない」という状態のまま意思決定をし、行動をすることが求められているのです。

学校教育の結果、「わからない」という状態を「悪いこと」と結びつけてしまうのは私たちの良くない癖なのかもしれません。

「わからない。
 でも、このまま、わからないという状態で
 いろんなことを考えてみよう。」

というくらいで踏み出す第一歩が、これからの不確実な時代を切り拓いていく足跡になります。

「わからないけど、前に進む」

そんな不思議な感覚を持ちながら進んでいく先により善い未来があるのかもしれません。

◆参考セミナー◆
⇒ 今年もたくさんの方にご受講いただき、ありがとうございました。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「竜馬がゆく」

2018年はこうなる!という特集を組んだ雑誌の山や、積み上げられたその類の本を横目に、久々にフィクションを。

竜馬がゆく

世の中を大きく変える人には、周りがどうであれ、自分のペースを持ち続けるんだなということを思い知らされる一冊。

そんな講釈を私がたれるまでもなく、名著です。

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