レッドブルとプロダクトマネジメント【Stylish Ideaメールマガジン vol.139】

04.26


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レッドブルとプロダクトマネジメント

先日六本木駅で乗り換えをしていたら、構内にレッドブルのポスターが貼られていました。

「偉大なる小さな一歩」というシリーズでレッドブルが応援する挑戦者の言葉が紹介されていました。

その中でも特に印象に残っているのがクライマーである野中生萌さんのこの言葉。

「スランプのときに自分と向き合い、徹底的に自分を理解しようとしたこと。」

やっぱり上に行く人というのは、どのような分野でも、内省する力が強いんだと妙に感心して、記憶に残っています。

その上で、少し冷静になってレッドブルのこのポスターを見てみると、レッドブルの一貫したコンセプトが伝わってきます。

単にエナジードリンクを売っているのではなく、挑戦する人を応援する(翼を授ける)のがレッドブルなんですね。

その応援をするための手段として、たまたまレッドブルというドリンクがある。

そのため、この「偉大なる小さな一歩」というキャンペーンでは、ほとんどレッドブルを飲む場面というのが出てきません。
(動画を見ると、少しだけ出てきましたが)

彼らがスポンサードしている他のものを見ても無謀とも見えるような挑戦をしている人やスポーツを応援していることからもレッドブルとしての一貫した姿勢が読み取れます。

このレッドブルから学べることは、プロダクトマネジメントがマネジメントする対象は単なる一製品だけではないということです。

自分たちが扱うどの商品を使ったとしても、その商品に関するどんなサポートを受けても、一貫したイメージを持ってもらえるようにする。

プロダクトマネジメントと言うと、技術や品質の部分だけを見ておけば良いと考えている人が今でも少なくありません。

実際には、プロダクトマネジメントが対象とするべき範囲は、「顧客に価値を届ける営みすべて」だと考えるべきなのです。

企業のWebサイトを見るともっともなことが書かれていながら、それが製品やサービスにまったく反映されていない。

そんな状況になってしまっている企業こそ、業種を問わず、プロダクトマネジメントの導入を考えてみるべきではないでしょうか。

◆参考セミナー◆
⇒ プロダクトマネジメントが扱う範囲を基礎から学び直しましょう。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「格差で読む日本経済」

シナリオプランニングをやっていると結構出てくる外部環境要因に「格差」があります。

ピケティが大売れして以来、これまで以上に「格差」という言葉を目にする機会が増えてきました。

ただ、冷静に考えてみると言葉が一人歩きをしている感じもするなと思って手を取ったのが今回のこの一冊。

・『格差で読む日本経済』

岩波書店のWebで詳しい目次がで見ることができます。

例えば第2部「日本における格差の現状」の章立てを見てみると、

 5 所得の格差
 6 資産の格差
 7 正社員と非正社員の格差
 8 雇用における男女の格差
 9 年金の格差
 10 世代間の格差
 11 大都市と地方の格差
 12 大企業と中小企業の格差

となっているように、一口に格差と言ってもいろいろな視点があります。

なんとなくイメージしてしまっている日本が抱える課題を、冷静にデータを元に見直すことができる良書です。

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