シナリオプランニングを使いこなしている組織とは?【Stylish Ideaメールマガジン vol.136】

04.06


※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

シナリオプランニングを使いこなしている組織とは?

新入社員が入ってくる季節になると、社会人としてどういう意識で仕事に臨むのかというような話しをよく見かけます。

その中でもよく見るのが

「社長の視点になって考える」
「上司の視点になって考える」

というようなものです。

こういう話しの要点というのは、

「今の自分の立場だけで考えるのではなく、より高い視点で仕事を考える」

ということを伝えたいわけですね。

実際に私も会社員時代にそんなことを言われ、社長の視点で考えてみようと、けなげに(?)頑張ったこともありました。

しかし、「社長になったつもり」以上の視点を持つことはなかなか難しいものです。

そう考えながら、ふとシナリオプランニングのプロジェクトやワークショップを振り返ると、「社長の視点で考える」以上に大切なことがあるのではないかと思うようになりました。

それが

【当事者意識を持つ】

ということです。

言葉だけではややこしい感じがしますが、ここでは

「自分の立場だったら、この状況で何をすれば会社に貢献できるだろうか?」

という視点を持つことを【当事者意識を持つ】と言い換えています。

シナリオプランニングで描く未来の世界は、どの未来を取っても、今の状況がそのまま続く世界ではありません。

そのような世界では、社長や上司などの一部の人が考えるだけではなく、組織に属するすべての人が未来について考えていくことが重要です。

当然、社長は社長の視点で未来について考えることになるでしょう。

ただし、その考えに社員全員がぶら下がるというのではなく、
・営業は営業の視点で未来を考える
・開発は開発の視点で未来を考える
・人事は人事の視点で未来を考える…

というようにしていくことで、未来について考え、自分なりの貢献の仕方を考えるのが当たり前、という組織にしていくことがこれからの組織が目指す姿ではないでしょうか。

当事者意識を持って未来について考えることで、未来に備える組織文化が醸成されていく。

シナリオプランニングは、そのきっかけでしかないというのが、シナリオプランニングを本当に使いこなしている組織の姿だと思います。

◆参考セミナー◆
⇒ どうやってシナリオプランニングを組織に落とし込んでいくのか、そのきっかけを考えていきます。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

読んでる本「学びとは何か」

冒頭でも紹介した次回のオンライン読書対話会に向けて、今読んでいるのがこの本。

・『学びとは何か――〈探究人〉になるために』

4月19日開催するオンライン講座の課題本です。

1月に始めて4回目の開催になりますが、これまでの中でもっとも薄い本になります。
薄いには薄いですが、中身は濃い一冊。

これまで以上に「学ぶ」ということが欠かせない時代になっていきますが、そういう中で、一度立ち止まってみて、「学ぶ」ことそのものを見てみるのも悪くありません。

そのための入口として、とてもお薦めの一冊です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

メールマガジン購読

未来を見据え、未来を創るためのビジネスの見方を学べるコラム「アイデアノート」や最新のセミナー情報などをお届けする「スタイリッシュ・アイデア ニューズレター」にご登録ください。
ページ上部へ戻る