組織資源と環境【Stylish Ideaメールマガジン vol.122】

10.31


※イノベーション組織を作るためのアイデアを届けるStylish Ideaメールマガジンに掲載したコラムのバックナンバーです。最新のコラムをお読みになりたい方は、こちらからご購読ください。

組織資源と環境

最近はシナリオプランニングのプロジェクト中、自社の強みやその強みを生み出している組織資源を洗い出してもらうことがあります。

そのワークを通じて

・なぜ自社はお客さまに選ばれているのか?(強み)
・その強みの源泉となっているものは何か?(組織資源)

を把握することが目的です。

そして、その「強みと組織資源」を「環境」の中でどのように使っていくのかを考えることは、事業を考える際に欠かせない点です。

前回のメールマガジンで紹介したこの本でも↓

・『オープン&クローズ戦略 日本企業再興の条件 増補改訂版』

トヨタのIMVプロジェクトについて、トヨタが蓄積してきた組織資源(本では「組織能力」)をどのように展開してきたかが解説されていました。

※IMV=Innovative International Multi-purpose Vehicle
 →新興国市場をターゲットにした戦略車

詳しくは本に譲りますが、IMVプロジェクトの成功の肝は、日本で成功している仕組みをそのまま海外に持っていかなかったことです。

そうではなく、自社の強みや組織資源を押さえ、それを新しい市場でどう活用していくのかを考えたことが肝だというのが上記の本での分析です。(それ以外の要因も解説されています)

まさに自社が蓄積してきた「強みと組織資源」を新興国という新しい「環境」の中でどう活かすかを考えた結果の成功例だと言えるでしょう。

シナリオプランニングとは、将来の環境を複数描くことで、これからどういう組織資源を蓄積していけば良いか考えるきっかけになります。

※この話しの詳細はこのバックナンバーをどうぞ。

そのため、まずは今の「環境」での「強みと組織資源」を見ることから始めてみることで、将来のことをより深く考えられるのです。

◆参考セミナー◆
⇒ 組織資源についても考える2016年最後のシナリオプランニング講座です。
公開セミナー日程 | 株式会社スタイリッシュ・アイデア

技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか

前回の『オープン&クローズ戦略』を受けてかなり久々に読み返しているのがこちら。

・『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由』

2009年に出た時にはスマートグリッドの標準化活動に関するリサーチばかりをやっていた頃でした。

国内でも経済産業省などが主催する研究会で標準化の話題が盛んでしたが、その際に読み込んでいたのがこの本。

『オープン&クローズ戦略』よりもとっつきやすい書きっぷりで、知財マネジメントやビジネスモデル構築の勘所を理解できる良書です。

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