プロダクトマネジャーはぶれずに、伝える(プロダクトマネジメントの現場から)

09.11


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CEOとは「編集長」である

先日、たまたまJack Dorseyの動画を知ったのですが、見てみるとこれがなかなか面白い。

Jack Dorseyと言えば、ご存じの人も多いと思いますが、Twitterの共同創業者であり、最近ではスマートフォンをクレジットカード決済端末にするSquareの創業者。

Square – iPhone、Android、iPadでクレジットカード決済。

どれも面白い話しばかりでしたが、中でも次の動画はプロダクトマネジャーにぜひ見ていただきたい動画です。(英語字幕をONにすると、字幕つきで見られます)

「編集長としてのCEO」とタイトルがつけられていますが、彼自身が、自らのことを「編集長 (Chief Editor)」だと言っています。

この比喩は何を表しているのでしょうか。

組織の中で「編集長」としての役割を担うということは、組織の内外に行き交うさまざまな情報などを、処理し、自社の製品やサービスにとって良いもののみを、ひとつかふたつ選別するということを指しています。

プロダクトマネジャーの役割は伝えること

そうやって取捨選択をするとなれば、なんらかの基準なり意識すべき点が必要です。

彼は、そのポイントは次の3つだとしています。

  • チーム
  • 社内外のコミュニケーション
  • お金

そして優先度はこの順番。つまり、チームや人材をもっとも重要だと考えているようです。

そのチームや人材に対して何をやっているのかというと、2番目に来ているコミュニケーションです。

彼はコミュニケーションを社内向けと社外向けに分けて紹介をしています。

まず社内向けには、

  • 自分たちが何をしていて (what we’re doing)
  • なぜそれをしていて (why we’re doing it)
  • ゴールは何で (what our goals are)
  • なぜそのゴールなのか (why the goals are like that)

を伝えると言っています。

そして社外に伝えるのはプロダクトそのもの。プロダクト自体が、世界に向けてのストーリーになるということです。

彼の話しは、そのまま企業のプロダクトマネジャーにも当てはまる話しです。

プロダクトマネジャーは、多くの場合、人事的な権限がない状態で、さまざまな部署からのメンバーを束ねて、製品を開発していかなければなりません。

そういう状態では、メンバーそれぞれの思惑が邪魔をして、プロジェクト自体が思わぬ方向に進んでいってしまうことも珍しくはありません。

そういう中でプロダクトマネジャーとしてやるべきことは、彼が挙げているようなシンプルな whatwhy をひたすらぶれずに伝え続けていくこと。

そうすることで、わざわざ大げさなプレゼンテーションや製品紹介カタログなんかを作らなくても、製品自体が自分たちの込めた想いを語ってくれるものになるんですね。

この動画の最後で彼はこんなことも言っています。

You have to make every single detail perfect and you have to limit the number of details.
Every detail perfect, limit the number of details.

一貫して、無駄がない。そういう彼の信念を見事にまとめている言葉です。

こういう言葉を頭の片隅に置きながらTiwtterやSquareを思い浮かべてみると、たしかに無駄がなく、それ自体がストーリーを語っているプロダクトですね。

photo credit: TerranceDC via photopin cc

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