ビジネスモデルの3要素(プロダクトマネジメントの現場から)

06.06


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ビジネスモデルキャンバスをきちんと使う

先日、弊社のお客様先でプロダクトマネジメントの社内研修を実施しました。

内容としては、公開セミナーとして開講している「プロダクトマネジメント基礎講座」と「顧客理解から始める製品開発」でお伝えするものをベースにしながら、お客様の状況にあわせてカスタマイズしたものです。

詳しくは弊社の「プロダクトマネジャー養成講座」のページをご覧ください。すべての講座で社内研修のご相談を承っています。

この中では、ビジネスモデルキャンバスを活用して、顧客のベネフィットを徹底的に考えていくというワークがメインになります。

ビジネスモデル・ジェネレーション』が発売されて以来、ビジネスモデルという言葉もだいぶ知られるようになりましたし、ビジネスモデルキャンバスを活用することもさまざまな機会で見られるようになりました。

例えば、ビジネスモデルキャンバスを使って、自分たちが考える理想の事業を描いてみるというようなワークショップもたくさん開催されています。

たしかに、そういう使い方も楽しいですし、ビジネスのことを考える入口としても良いものだとは思います。

しかし、以前にも書きましたが、このようなフレームワークは、十分に考えが深まっていなくても、各項目を埋めようと思えば埋めることができます。

そういう意味で、特に実際のビジネスの現場では、使い方を間違えるとかえって逆効果になってしまうこともあります。詳しくは次の過去のコラムをご覧ください。

「ビジネスモデルの仕掛けと仕組み」(プロダクトマネジメント002)

そのため、弊社が提供する研修やセミナーでは、キャンバスの各項目を埋めるために、いろいろな観点から検討し、より深く顧客や自社が提供する価値を理解するための問いを盛り込んでいます。

ビジネスモデルの構成要素

プロダクトマネジメントの研修やセミナーなどでビジネスモデルの話しをすると、

ビジネスモデル、ビジネスモデルって言うけど、プロダクトマネジメントって名前がついているくらいだから、とりあえずきちんとした製品や商品ができればいいんじゃないの

という声が出てくることもあります。

実際、世に出ている商品開発や製品開発の本を見てみると、個別の製品を開発するための考え方やプロセスだけを紹介しているものも少なくありません。

しかし、どんなに素晴らしい製品を作ったとしても、そこから収益が上がらなければ、企業としては問題です。霞(かすみ)を食べて生きていくわけにはいかないのです。

そこで考えなくてはいけないのがビジネスモデルです。

なぜ、あの会社は儲かるのか? ビジネスモデル編』を読むと、ビジネスモデルの構成要素について考える箇所があります。

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この中の先行研究の整理をしている部分で、ビジネスモデルを次の3つの要素から構成されるという案を紹介しています。

  • Who
  • What
  • How

なんとなく良い製品を作るという漠然とした考え方ではなく、製品を必要としている人を見極め(Who)、その顧客に対してどういった価値を届けるのか(What)考え、それを自社やパートナーとあわせて、どう実現するか(How)考えることが必要だというわけです。

これはビジネスモデルキャンバスを見ると一目瞭然で、あのキャンバスの中心にある「価値提案(バリュー・プロポジション)」はこのうちの What に相当する部分です。

そして、キャンバスの右側では顧客セグメントや顧客との関係、チャネルなどの Who のことを考え、左側ではパートナーや自社の活動、リソースなどの How のことを考えるようなものになっています。

一見、どうにでも使えそうなキャンバスですが、顧客に価値を届け、さらに自社にも収益をもたらすことを漏れなく考えるために必要な要素が詰まっています。

これまで何となく使ったことがあるという方も、改めて見直し、使い倒してみてはいかがでしょうか。

・『ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書
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photo credit: Unhindered by Talent via photopin cc

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