強制的に未来を見る(シナリオプランニングの現場から)

02.27


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先日開催した「個人のためのシナリオプランニング」の感想、続々といただいています。

そのうちのお一人の感想をWebにアップしました。この方は、シナリオプランニングの意義や今回のセミナーで意図していたことを、こちらが思っていた以上に深く深く体験されていらっしゃいます。

【感想紹介】「個人のためのシナリオプランニング」(1月19日開催分 その1)

リンク先では、discomfortを感じられたことについての意味についてご紹介しましたが、こちらでは、この部分を取り上げてみます。

2.特に印象に残ったこと
「不確実性x影響度マップ」と「不確実性マトリック」の作成結果に驚きました。
自分とは関係ないと思っていたマクロ環境に、実は非常に依存しているとは思いもしませんでしたので。

この部分はシナリオを作成する作業の中でも、一番難しく、しかも最初はしっくり来ないところです。

今回はなるべく多めに時間を取りながら、皆さんが作成したマトリクスひとつひとつにコメントをし、ブラッシュアップしたものを作成していただきました。

難しいながらも、ここでなんとか良いものを作り上げられると、新しい世界が見えてきます。

何が新しいのかというと、2つの不確実な出来事が同時に起きるという状態です。

わたしたちは、不確実なことが起きるのではないかということを自然と考えます。ただし、多くの場合、起きるのではないかと考える不確実性はひとつだけです。

  • これまで自社を守ってきた規制が緩和されるかもしれない
  • 今の単価の10分の1で請け負う企業が新興国で出てくるかもしれない
  • 自分の親の介護が必要になり、自由な時間が激減するかもしれない

どれもあまり考えたくない不確実な未来です。それでも、そのどれかが起きるかもしれないと思い、転職エージェントに登録をしたり、英語を勉強したりしているかもしれません。

でも、そのうち2つが同時に起きたらどうするでしょうか?

例えば、仕事上の不確実なできごとと、プライベートなものが同時に起きてしまうという状態です。

そういう状況は、わたしでも考えたくはありません(笑)

しかし、シナリオプランニングで不確実性を2軸にとったマトリクスを作成すると「強制的に」そのような状態を目にし、その場合にどうするべきか、そして今から何をしていくのかを考えることになります。

その世界を目の当たりにし、これからどうすべきかという「未来への備え」を手に入れたというのが、今回の方の感想です。

こういうことを常に考えるのはさすがに大変ですが、1日でも良いので、こういう世界に目を向けるという機会は、今の時代になくてはならない機会です。

ぜひ、個人でもシナリオプランニングに取り組んでみてください。

photo credit: AshtonPal via photopin cc

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