アイデアノート015「シナリオプランニングのプロセス」(シナリオプランニング006)

12.05


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改めてシナリオプランニングとは?

シナリオプランニングの新刊が相次いで出ています。

その中のひとつがWoody Wadeの著書”Scenario Planning: A Field Guide to the Future“の翻訳版です。

・『シナリオ・プランニング — 未来を描き、創造する

本書の「あとがき」では、シナリオプランニングについて、

現在のトレンドにもとづいて、未来のチャンスと脅威を描くことを助け、組織の成功確率を高める

ための手法だと紹介されています。

また、ケーススタディの章でヴァン・デル・ハイデンがプロジェクト開始時に確認したということで

これは未来を予知するための試みではない

と紹介されているように、シナリオプランニングとは、未来を見据えて、現在の組織や戦略のあり方を見直すための手法だと言えるでしょう。

シナリオプランニングのプロセス

シナリオ・プランニング — 未来を描き、創造する』では極々基本的なシナリオプランニングのプロセスを紹介しています。

まずシナリオを完成させるまでは、

  1. 課題を設定する
  2. 情報を収集する
  3. 未来を動かす「ドライビング・フォース」を特定する
  4. 未来を左右する「分かれ道」になるような要因を見つける
  5. シナリオを考える
  6. 骨組みに肉付けし、ストーリーを描く

という6つのステップを踏み、その後、

  1. シナリオを検証し、追加の調査項目を特定する
  2. シナリオの意味をくみ取り、取りうる対応を決める
  3. 目印を探す
  4. シナリオを観察し、更新する

というシナリオの価値づけのプロセスを紹介しています。

実は他にもあるシナリオプランニング プロセス

ちなみに先ほど「極々基本的な」とわざわざ書いたように、実際にはシナリオのつくり方はこれだけではありません。

シナリオプロジェクトの数だけつくり方がある、と言うのが正確なところでしょうか。

先ほども紹介したヴァン・デル・ハイデンの著書である『シナリオ・プランニング「戦略的思考と意思決定」』を読むと、シナリオのつくり方として、大きく

  • 帰納的メソッド
  • 演繹的メソッド
  • 逐次的メソッド

という3つのアプローチが紹介されています。

『シナリオ・プランニング — 未来を描き、創造する』 で紹介されている手法やその後に出てくるケースの内容はすべて「演繹的メソッド」を使ったものになります。

ちなみにわたしがオックスフォードのプログラムで実際に取り組んだのは「帰納的メソッド」で、まったく違うプロセスにとまどいました。

長くなりましたので、次回のメールマガジンでは実際のシナリオプランニング プロジェクトの体験談も踏まえて、このシナリオプランニング プロセスについて、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。

「シナリオプランニングのプロセス」を理解するためのブックガイド
今回のアイデアノートのベースとしているのはこちら。

・『シナリオ・プランニング — 未来を描き、創造する
4862761658

12/15に開催するシナリオプランナーズ・カフェでも、この本を取り上げる予定です。

シナリオプランナーズ・カフェ 第1回(13/12/15開催)

シナリオプランニングの3つのアプローチが載っているのはこちら。

・『シナリオ・プランニング「戦略的思考と意思決定」
4478490252

なかなか読みごたえのある本なので、『シナリオ・プランニング — 未来を描き、創造する』を読んでから目を通すのが良いかもしれませんね。

また弊社のWebにも過去のメールマガジンで紹介したコラムの一覧はこちらです。

シナリオプランニング コラム

photo credit: Georg Sedlmeir via photopin cc

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